椿です。のんびりで徒然な毎日です。


by tsubaki_koharu
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暑い夏にぞくっと怖いお話。


毎日本当に暑い日が続きますね。私が学生だった頃は、ひと夏に37度が一日もあれば今年は暑い!!なんて言ってた気がしますが、連日37度だともう体が沸騰しそうな勢いです。あともう少し秋が来るまで、水分補給してしのぎましょう。そんな猛暑のさなか、相方が実家に行ったお土産にこんな物を買ってきてくれました。


f0126492_0205254.jpg
播州皿せんべい。

言わずとしれた、お菊さんがお皿を数える怖いお話ですが、wikiで調べてみると姫路が舞台の播州皿屋敷と、江戸が舞台の番町皿屋敷とあるんですね(しかも他の地方にも類似があるらしい)。私が知っていたのは番町皿屋敷の方でした。でも、姫路には本当に「お菊井戸」が存在するそうなので、おそらく原型はこちらが優勢と思われます。

この播州皿せんべい、中にせんべいが9枚入っています。
そうです!!!1枚足りないのですよ!!!!!!!ひょえぇぇぇぇぇぇ~!!!
地元の町おこしの企画で作られたそうです。発想がユニークで思わず買ってしまったそうですが、まんまとしてやられていますね(笑)出来ればせんべいの形が丸いお皿型だともっと良かったのですが、実際には瓦せんべいでした。まぁね、低予算だったのかなぁ・・・って気がしないでもありません。


さてさて、こう暑いんじゃ何か怖い話が聞きたくなりますね。
落語でとっておきの怖~いのがありますので、お暇な方はつづきをどうぞ。







「もう半分」

千住小塚っ原に、
夫婦二人きりの小さな酒屋があった。
こういうところなので、
いい客も来ず、一年中貧乏暮らし。
その夜も、
このところやって来る棒手振り(ぼてふり)の八百屋の爺さんが
「もう半分。へえもう半分」
と、銚子に半分ずつ何杯もお代わりし、
礼を言って帰っていく。
この爺さん、
鼻が高く目がギョロっとして、白髪まじり。
薄気味悪いが、
お得意のことだから、夫婦とも何かと接客してやっている。
爺さんが帰った後、店の片づけをしていると、
なんと、五十両入りの包みが置き忘れてある。
「ははあ、あの爺さん、
だれかに金の使いでも頼まれたらしい。気の毒だから」
と、追いかけて届けてやろうとすると、女房が止める。
「わたしは身重で、もういつ産まれるかわからないから、
金はいくらでもいる。
ただでさえ始終貧乏暮らしで、
おまえさんだって嫌になったと言ってるじゃないか。
爺さんが取りにきたら、
そんなものはなかったとしらばっくれりゃいいんだ。
あたしにまかせておおきよ」
女房に強く言われれば、
亭主、気がとがめながらも、
自分に働きがないだけに、文句が言えない。
そこへ、真っ青になった爺さんが飛び込んでくる。
女房が気強く
「金の包みなんてそんなものはなかったよ」
と言っても、爺さんはあきらめない。
「この金は娘が自分を楽させるため、身を売って作ったもの。
あれがなくては娘の手前、生きていられないので、
どうか返してください」
と泣いて頼んでも、
女房は聞く耳持たず追い返してしまった。
亭主はさすがに気になって、
とぼとぼ引き返していく爺さんの後を追ったが、
すでに遅く、
千住大橋からドボーン。
身を投げてしまった。
その時、篠つくような大雨がザザーッ。
「しまった、悪いことをしたッ」
と思っても、後の祭り。
いやな心持ちで家に帰ると、
まもなく女房が産気づき、産んだ子が男の子。
顔を見ると、
歯が生えて白髪まじりで
「もう半分」の爺さんそっくり。
それがギョロっとにらんだから、
女房は「ギャーッ」と叫んで、それっきりになってしまった。
泣く泣く葬式を済ませた後、
赤ん坊は丈夫に育ち、
あの五十両を元手に店も新築して、
奉公人も置く身になったが、
乳母が五日と居つかない。
何人目かに、ようようわけを聞き出すと、
赤ん坊が夜な夜な行灯(あんどん)の油を
ペロリペロリとなめるので
「こわくてこんな家にはいられない」
と言う。
さてはと思ってその真夜中、
棒を片手に見張っていると、
丑三ツの鐘と同時に赤ん坊がヒョイと立ち、
行灯から油皿をペロペロ。
思わず
「こんちくしょうめッ」
と飛び出すと、
赤ん坊がこっちを見て
「もう半分」



いや~これは怖い!!このお話は幽霊も出てこないし、落語ならではのすっとぼけた感じが無く本当に怖いので、寄席でもあまり披露されないのだとか。人間正直なのが一番です。
お財布拾ったら届けましょうね(笑)
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by tsubaki_koharu | 2007-08-28 00:26 | 読む